
アフリカマイマイというカタツムリを知っていますか?実は人間が死に至ることもある超危険な「殺人カタツムリ」なのですが、もともとは食用として日本に入ってきたそうです。死ぬかも知れないのに食べるってどういうこと?またアフリカマイマイがサイゼリヤのエスカルゴなのではという噂があるようなのですが本当?今回は、そんなアフリカマイマイについて気になったことを調べてみました。
アフリカマイマイがサイゼリヤのエスカルゴ?
若い人に人気のサイゼリヤですが、メニューによってはなんでこんなに安いの?と思ってしまうものもあります・・・。

出典:http://nomusupe.exblog.jp/
サイゼリヤの「エスカルゴのオーブン焼き」は399円と確かに安いですね〜!
エスカルゴはフランス料理の食材で、フランス料理店で食べると1000円以上はしそうですが、なぜサイゼリヤのエスカルゴはそんなに安いのか?
エスカルゴは食用のカタツムリですが、エスカルゴにもいくつか種類があり、
食用として食べるカタツムリは主に
- リンゴマイマイ
- プティ・グリ
の二種類なのようですが、この2つは高いため安い食材を使う場合は、アフリカマイマイが使われることもあるそうです。
特に、エスカルゴの缶詰で安いものは、アフリカマイマイが使われていることが多いそうです。
サイゼリヤのウェブサイトを見ても、「エスカルゴのオーブン焼き」の食材がアフリカマイマイという記載はないですが、値段が他のフランス料理店に比べて安いためアフリカマイマイが使われているのではないかと考える人もいるようですね〜!
実際のところはどうなのでしょう?
気になりますね〜!
アフリカマイマイの寄生虫が危険!
アフリカマイマイは、別名「殺人カタツムリ」というくらい危険なカタツムリとも言われていますが、毒を持っていたりするわけではなく、アフリカマイマイに寄生している「広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)」と呼ばれる寄生虫が危険ということのようです。
この寄生虫が人に寄生すると、「好酸球性髄膜脳炎(こうさんきゅうせいずいまくのうえん)」を引き起こす危険があり、死に至ることもあるそうです。
この寄生虫は、アフリカマイマイに触ったり、アフリカマイマイが這った跡を触っただけでも寄生する可能性があると言われています。
なので、アフリカマイマイが這った野菜を生で食べるのも危険!
こうやって聞くと、かなり危険な生物のような気がしてきますね〜。
というか、「殺人カタツムリ」と呼ばれているので危険なのは間違いないですね!
ただし、食用として食べることもあるので、加熱処理すれば寄生虫が死ぬため問題なく食べられるそうです。
アフリカマイマイの生息地は沖縄から九州にも?
アフリカマイマイは、もともと食用として沖縄に持ち込まれ、戦時中は貴重な食料源としての役割もあったようです。
しかし、戦争が終わるともともとエスカルゴを食べる習慣がなかったため、食べなくなったり、戦時中に逃げ出したアフリカマイマイが一気に繁殖したりしたことで、一時は大量に発生してしまい、道路一面にアフリカマイマイが這っていて車が踏み潰しながら走っていたこともあるそうです。
その後、自治体が駆除をするようになり数は減ったけれど沖縄には今も生息しているそうです。
2007年には、鹿児島県の出水市と指宿市でもアフリカマイマイが発見されているそうですが、どのくらいの規模で生息しているかは不明のようです。
繁殖力が強いそうなので、今後本州に入ってくる可能性も指摘されています。
まとめ
アフリカマイマイは、「殺人カタツムリ」とも呼ばれているのに、もともとは食用として日本に入ってきたんですね。
NARUHEYとしては、サイゼリヤのエスカルゴがアフリカマイマイなのかどうか気になって仕方がないので、誰か真相を知っている人に聞いてみたいです・・・。
アフリカマイマイがTBS系の「世界の超S級危険生物」でも取り上げられるようなので、何か新しい情報が紹介されるかもしれませんね〜
See ya!
そもそもエスカルゴとはフランス語でカタツムリを意味します。
特に種類を特定してはいません。
ですので回転寿司等で出回ってるサーモン(海鱒などで鮭ではない)やエンガワ(ヒラメではない)、〇〇鯛(大抵ティラピア)や〇〇鮪(赤マンボウ)等のような
ネーミングから騙す気満々の代替商品よりも名称に問題はないと思われます。
また広東住血線虫はすべての種類の野生のカタツムリやナメクジに寄生してる可能性はあります。
アフリカマイマイが特に恐れられているのはその大きさ(つまりは寄生できる容積)から、
より高い確率で感染する可能性があるからです。
ただ、多くの場合生きているカタツムリからヒトに感染することはなく死んだカタツムリを素手で触った場合に感染することが多いようです。もちろん素手で触らないに越したことはありませんが。