
渡邊嘉典(わたなべよしのり)東京大学教授らの研究グループが国際科学誌に掲載した論文に捏造や改ざんの疑いがあるとされていましたが、先ほど渡邊嘉典教授らの論文に捏造や改ざんが認定されたというニュースが入ってきました。
渡邊嘉典の論文が捏造認定!
昨年から東京大学の分子細胞生物学研究所の渡邊嘉典(わたなべよしのり)教授らの論文の捏造や改ざんの疑いが持ち上がっていましたが、先ほど東京大学が最終的な調査結果を発表し渡邊嘉典教授らの論文に指摘されていた捏造や改ざんなどの不正があったことを認めたそうです。
東京大学は1日、分子細胞生物学研究所の渡邊嘉典教授らが執筆し、国際科学誌に掲載された論文5本に、グラフの捏造(ねつぞう)など研究不正があったとする調査結果をまとめ、発表した。東京大では2014年にも、同研究所の元教授らが論文の捏造や改ざんをしたとする最終報告をまとめている。
引用:http://www.asahi.com
渡邊嘉典教授は昨年論文の捏造や改ざんの疑いが持ち上がった際に「不正確な図やデータが誤って論文に掲載されてしまったが、論文の結論に影響するものではない」と話していたそうです。
しかし、正式に東京大学が論文の捏造や改ざんなどの不正認定をしたことで渡邊嘉典教授側がどういった反論をするのかにも注目が集まりそうです。
渡邊嘉典東大教授のプロフィールや経歴は?
今回論文の捏造や改ざんが認定された渡邊嘉典(わたなべよしのり)教授。
一体どんな人物なのでしょうか?
渡邊嘉典(わたなべよしのり)
- 生年月日:1961年8月7日
- 年齢:55歳
- 出身地:岐阜県
- 出身大学:東京大学理学部卒
- 専門分野:染色体動態
- 職業:東京大学分子細胞生物学研究所 教授
渡邊嘉典教授は、1961年生まれで今年で56歳。
岐阜県の出身で1984年に東京大学の理学部を卒業しています。
その後、東京大学大学院理学系研究科修士課程、博士課程を修了し、 1990年に東京大学大学院理学系研究科助手になり、1998年に助教授 、2004年から東京大学分子細胞生物学研究所の教授を務めています。
渡邊嘉典教授の経歴を見ると大学、大学院、博士課程、助手、助教授、教授と東大一色。
まさに東大のエリート教授といった経歴です。
渡邊嘉典教授らの論文に不正があったかを調査をした東京大学としてもできれば捏造があった事実を知りたくなかったかもしれませんね〜。
それとも、東大内では以前から捏造の噂があったのでしょうか?
更に詳しい情報が明らかになってくると思うので今後の報道にも注目していきたいと思います。
渡邊嘉典教授らの捏造を告発した人物は誰?
渡邊嘉典(わたなべよしのり)教授らの論文を東京大学が捏造認定したことが話題になっていますが、論文に不正があることは昨年告発されていました。
事の発端は、昨年の8月に文科省や東京大学に東京大学の医学系の研究室がこれまでに発表してきた論文のデータに不自然な点多く見られることを告発する文書が送られたこと。
この告発文では、データのばらつきを少なく見せるためにグラフのデータを改ざんしている箇所が多数指摘されていたそうです。
東京大学の研究所で行われていたという捏造を告発したのが誰か気になるところですが、告発文は匿名で送らており告発者が誰かは明らかになっていないようです。
渡邊嘉典教授は、2015年に「減数分裂に関わる分子機構の解明」によって朝日賞を受賞するなど分子細胞生物学の研究業績が評価されていたそうですが、今回、論文の捏造や改ざんが認定されたことで過去の業績にも疑問が持ち上がる可能性もありそうです。
今のところ、東京大学の調査結果に対して渡邊嘉典教授側のコメントは発表されていませんが、論文に捏造や改ざんがあったことが明らかになったことで今後何らかの処分が下されるのでしょうか?
今後の展開についても注目が集まりそうです。
See ya!