
諸井清二(もろいきよじ)さんは、アメリカのヨットレースに参加するために自分のヨットで太平洋を横断中に大しけにあい、92日間も一人で太平洋を漂流しましたが、奇跡的に助かり話題になりましたが、日本テレビ系の「衝撃のアノ人に会ってみた!」で特集されるそうです。そこで今回は、漂流おじさんこと諸井清二さんについて調べてみました。
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諸井清二さんのプロフィール
ヨットが転覆して92日間もたった一人で太平洋を漂流したという諸井清二(もろいきよじ)さん。
一体どんな人なのでしょうか?
気になります!
ということで、まずは諸井清二さんのプロフィールから見てみましょう。
諸井清二(もろい せいじ)
- 年齢 78歳 or 79歳
- 出身地:大阪府
- 職業:コーヒー栽培農家
諸井清二さんのヨットが大しけで転覆して3ヶ月に渡って漂流したのが1994年。
当時56歳だったので、諸井清二さんは現在78歳か79歳になるようです。
諸井清二さんついて色々みていたところ「逮捕」という文字があって気になったのですが、調べてもヨットで漂流した諸井清二さんが逮捕されたという情報は見つからなかったので、同姓同名の人が以前に逮捕されたことがあるのかもしれないですね。
今回の主人公である諸井清二さんが逮捕されていた訳ではないようなので、ちょっと安心したところで諸井清二さんの経歴を見てみましょう。
諸井清二さんの経歴は?
大阪出身の諸井清二(もろいきよじ)さんは、関西汽船という瀬戸内海で旅客フェリーの運航を行っていた企業に就職。
関西汽船という会社は、その後商船三井の子会社になっているようです。
関西汽船に就職した諸井清二さんは、船員とし勤務する傍ら一等航海士の資格も取得してジャンボフェリーの船長にまでなったそうです。
とにかく海が大好きな諸井清二さんの趣味はヨット。
いつかはレースに出てみたいという思いがあった諸井清二さんは、1994年にアメリカのロサンゼルスで「環太平洋ヨットレース」という大会が開かれることを知ります。
いつかは出てみたいと思っていたヨットレースです。
しかし、レースは何日にも渡って行われるため仕事を休んで参加することは難しいと判断した諸井清二さんは定年前でしたが思い切って会社を辞めて、嫁の諸井千恵子さんと参加することに。
当初の予定では、諸井清二さんは日本からヨットでレースが開催されるロサンゼルスにヨットで渡り、嫁の諸井千恵子さんは飛行機ロサンゼルスにいき現地で落ち合う計画でした。
諸井清二さんは、1994年2月11日に兵庫県西宮市にある西宮港を出ました。
西宮港を出てから1ヶ月ほどたったころのことです。
それまで順調に進んでいた諸井清二さんのヨットを突然のしけが襲います。
荒れる海の中で必死にヨットが転覆しないようにしていた諸井清二さんですが、強い衝撃と共に諸井清二さんとヨット繋いでいた命綱のハーネス(転落防止用ベルト)が外れてしまい諸井清二さん海に投げ出されてしまいます。
偶然にもヨットからそう遠く離れていなかったため何とかヨットによじ登りますが、今度はヨットが転覆。
しかも衝撃で帆を張るマストが折れてしまい、よっとは完全に操縦不能となってしまいました。
ここから92日間にも及ぶ諸井清二さんの漂流が始まります。
漂流中の航海日誌
92日間も太平洋をたった一人で漂流していた諸井清二(もろいきよじ)さんは、漂流中の様子を航海日誌に書き留めていたそうです。
3月8日
航行不能となる。3月13日
東から西へ船が一隻。煙突が黄色い貨物船。
合図をしたが反応なし。4月27日
「何もかも残り少なく不安かな」
「助けてと合図をすれどノーアンサー」4月30日
「助け船まだ来ぬ先から乗る準備」
「いま天気どこまで続くわが命」5月2日
雨。「叫べどもこたえてくれないアホウドリ」
貨物船、また行ってしまった。10隻目。5月3日
霧。食料は6月中は何とかなりそう。霧晴れるが、曇り空。
「漂流も2ヵ月たつと歌も出ず」5月15日
69日目。晴れ。どこまでも希望を捨てずに。
最後にチャンスが来るかもしれない。6月2日
87日目。雨。八方ふさがり。どうすればよいか分からない。もうこれ以上進めない。
人間は過去を振り返ることはできても、過去に戻ることはできない。
さすがに20日間、一隻の船もいないと、あせりが出てくる。
天候もいっこうに回復しそうにないし。このまま助からないように思えてくる。
すべての人は、目的なき人生を、今なお漂流中している。6月4日
行方不明のまま、帰れないかもしれないと思いだした。頑張れ清二。6月7日
92日目。晴れ。
青い空。白い雲。光り輝く水平線の中から、
一隻の船が。
迷い子になったわが子を見つけた母親のように汽笛を鳴らしながら、一直線にこちらへやってきた。
そして、静かに私の横に止まった。
http://inochi.jpn.org/hitoiki/P08.htm
漂流中、何隻もの貨物船を見つける諸井清二さん。
しかし、無情にも貨物船は諸井清二さんに気づかないでどこかに行ってしまう。
そんな期待と落胆を繰り返している様子が分かります。
嫁の諸井千恵子さんの見た夢が正夢に!
漂流から92日目、ついにジャマイカ船籍のヴィエンナ・ウッド号という貨物船によって伊豆諸島の八丈島沖で救助された諸井清二(もろいきよじ)さんは韓国の釜山に向かいます。
そして、救助から10日後の6月17日に釜山港に着いた諸井清二さんは3ヶ月ぶりに陸に上がることができました。
諸井清二さんは、6月7日にジャマイカ船籍貨物船に救助されましたがこのことを予言していたい人物がいたのです。
なんと、諸井清二さんがまだ漂流していた最中に嫁の千恵子さんが諸井清二さんが6月7日に韓国の釜山港に帰るという夢を見ていたのです。
実際に釜山港に着いたのは6月17日でしたが、諸井清二さんが漂流中に救助されたのは10日前の6月7日。
日付までぴったり当たるという千恵子さんの正夢が当時話題になって、後にドキュメンタリー番組にもなりました。
ハーネスの欠陥で和解金?
諸井清二(もろいきよじ)さんは、92日間も太平洋で遭難することになったのは、しけに遭った時にハーネス(転落防止用ベルト)が命綱のの役割を果たさずに簡単に外れてしまったためとして、1997年にハーネス(転落防止用ベルト)の製造会社と販売会社を相手取って約1860万円の損害賠償を求めた訴訟を起こしました。
その結果、1年後に和解が成立し、製造会社側が和解金800万円を諸井清二さん支払うことになったそうです。
諸井清二さんの現在が気になる!
92日間もの漂流から助かった諸井清二(もろいきよじ)さんは、日本中で話題になりましたが、現在は嫁の千恵子さんと沖縄の名護市に移住しているようです。
諸井清二さんは東村に約4000坪のコーヒー圃を持っていて、嫁の千恵子さんとコーヒー農園を営んでいるそうです。
もともと、コーヒー栽培の知識や経験がなかった諸井清二さんですが、誰にも師事するといったことはせずに、独学でコーヒー栽培に取組んでいったそうです。
ただし、これは2006年の情報のため、現在78歳になる諸井清二さんが同じ規模で現在もコーヒーの栽培を続けているかは分かりませんが・・・。
諸井清二さんは、日本テレビ系の「衝撃のアノ人に会ってみた!」に出演するそうなので、現在の生活についても詳しく紹介されるかもしれないですね〜!
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