
フランスで注目を集めている日本人俳優・画家の森本健一さんを知っていますか?森本健一さんは見た目と同じくらいかなり変わった経歴の持ち主でなんと主演俳優としてカンヌ国際映画祭デビューまで飾っています。そこで今回は俳優・画家の森本健一さんについてまとめてみました!
フランスで活躍する森本健一さんのプロフィール
森本健一さんは日本ではほとんど無名の俳優ですが、実はカンヌ国際映画祭に招待された映画の主演を演じるほどフランスでは注目されています。
個性的なファッションなど気になることが沢山ありますが、まずは森本健一さんのプロフィールから見てみましょう!

出典:http://www.unifrance.org/
森本健一(もりもとけんいち)
年齢:77歳
出身地:熊本県
職業:画家・俳優
森本健一さんは日本ではほぼ無名のため、情報があまりなく分かったのはこれだけ。
トレードマークの帽子と髭で年齢不詳な感じですが、森本健一さんは77歳なんですね〜
あのピロンと横に伸びている髭はどう見てもダリを意識している気がしていましたが、森本健一さん自身も画家だったんですね〜
ちょっと納得。
ちなみにダリの写真はこちら。

出典:http://www.j-cast.com/
おっと、ミステイク。
これはダリの真似をしているルー大柴さんでした。
本物のダリの写真はこちら。

出典:http://bitecho.me/
てか、ルー大柴さんがダリに似すぎ!
森本健一さんの経歴は?
フランスのパリ在住で画家・俳優として活躍している森本健一さん、いったいどんな経歴の持ち主なのか気になりますね〜
NARUHEYも興味があったので、森本健一さんについて調べてみました!
熊本出身の森本健一さんは定年するまで熊本中央郵便局に40年間勤務していたそうです。
日本にいる時から趣味で絵画をやっていた森本健一さん。
定年したら本格的に絵画の勉強をしてアーティストとして理想的な場所で自由気ままに暮らしていきたという夢を常に持っていたそうです。
そして、ついに定年を迎えました。
ゴーギャンの生き方に興味があった森本健一さんは、まずはゴーギャンがヨーロッパ文明と人工的な生活から脱出するためにタヒチに向かったように、一度日本から離れタヒチを旅することにしました。
タヒチでは、ゴーギャンが辿った旅路を森本健一さんも旅したそうです。
これで、満足したかと思いきや、森本健一さんの夢はあくまでもフランスに移り住んでアーティストとして自由気ままな生活をおくること。
なんとか家族を説得して、2000年にフランスに渡ったそうです。
パリに移った森本健一さんは、路上で絵を描いたりギャラリーを見て回ったりしながら自由気ままな生活を送っています。
森本健一さんは、普段からこんな格好をして路上で絵を描いているそうです。

出典:http://www.mathieuthomasset.fr/
いかにもアーティストっぽい格好です。
こんな身なりの日本人がパリの路上で絵を描いているのをみたら、ちょっと気になりますね〜
フランス人の若手映画監督ニコラ・ソルナガさんもそんな森本健一さんを街角で見かけて「なんじゃこの人は〜?」と言ったかどうかは分かりませんが、森本健一さんに興味を持って話しかけました。
しかし・・・
なんと・・・
森本健一さん、全くフランス語が話せません!
もしかしたら映画に出られるかもしれなかったのに!
てか、てっきり森本健一さんがフランス語が堪能だと思っていたので、フランス語が喋れないという事実にビックリ。
森本健一さんがフランスに渡ったのは、森本健一さんが60歳の時。
フランス語が全くできないのによくその歳から一人でフランスで暮らそうと思いましたよね〜
歳を取ると大抵のことでは動じなくなるとは言いますが、森本健一さんも肝っ玉座ってます。
森本健一さんがフランス語が話せなかったため、映画監督のニコラ・ソルナガさんとはうまくコミュニケーションが取れず、その時はそれで終了。
しかし、森本健一さんに強く惹かれた映画監督のニコラ・ソルナガさんは、パリの日本人ネットワークを通して再度森本健一さんに会うことを試みます。
そして、ついに映画監督のニコラ・ソルナガさんが森本健一さんと通訳を介して話すことに成功。
森本健一さんが自分が定年後にパリに来てアーティストとして自由気ままな生活を送っていると話すと、映画監督ニコラ・ソルナガさんに閃くものがあったのか、森本健一さん自身が映画のテーマになるということでトントン拍子に話が進み、森本健一さんを主演にした映画を撮ることになったそうです。
森本健一さんに俳優経験があるのかというと、俳優はまったくの素人。
演技は小学校の時の発表会以来というくらい俳優経験がゼロの上、フランス語ができないということもあり、撮影中は色々と苦労することもあったとか。
どう演技をすればいいのかも分からないし、フランス語も分からないしという状況で1シーン平均10回も撮り直しがあったそうですが、なんとか撮影を終了。
映画も公開されて、森本健一さんは無事にフランスの長編映画の主演という大役を果たしました。
なんだか映画のような話ですが、というか映画の主演になった話ですが、ちょっとぶっ飛んでいて非現実的ですが、こういうこともあるんですね〜。
しかも、この作品はあのカンヌ国際映画祭にも監督週間部門に選出され上映。
森本健一さんは、当時68歳の俳優経験ゼロの無名の日本人男性がカンヌデビューという偉業を成し遂げたのです!
上映後の記者会見に登場した映画監督ニコラ・ソルナガさんと森本健一さん

出典:http://www.quinzaine-realisateurs.com/
映画の設定は、基本的には森本健一さんの自由気ままな生き方を描いていますが、始まりの森本健一さんが家賃を滞納していてパリのアパートから追い出されたりするシーンなど、監督の脚色が加わって見ごたえのある作品になっているそうです。
ちなみに、森本健一さんが主演した映画のタイトルは「ムッシュ・モリモト」。
残念ながら日本で上映されたことはないそうですが、カンヌ国際映画祭にも選出された作品なので、一度見てみたいですね〜!
森本健一さんの家族が気になる!
森本健一さんは、フランスで長年の夢だった自由気ままな生活を送っているそうですが、独身ではなく結婚していて嫁さんもいるそうです。
嫁も一緒にフランスで暮らしているのかと思いきや、定年を機にフランスのパリに移り住んだ森本健一さんは単身でパリにきていて、奥さんは今も熊本で暮らしているそうです。
もしかすると、森本健一さんの奥さんは奥さんで熊本に残って何かやりたいことがあったのかもしれませんね〜
あの、森本健一さんの風貌を見ると奥さんがどんな人なのかちょっと気になりますね〜
まとめ
森本健一さんは、カンヌデビューまで果たしましたが、今後俳優として活動することはないだろうと言っています。
フランスに来たのは、あくまでもアーティストとして絵を描くこと。
現在77歳になる森本健一さんは、80歳までにフランスでの生活の集大成となる作品を完成させることを目標に製作活動を続けているそうです。
人生何が起きるか分かりません。
熊本の郵便局員だった森本健一さんも自分が主演俳優としてカンヌ国際映画祭の上映作品に出演するなんてこれっぽっちも思ってなかったでしょう。
でも、それを実現したのも森本健一さんの行動力と言葉が通じない国での生活を可能にしているコミュニケーション力があってのもの。
80歳前までに集大成となる作品を完成させると日々制作活動に励んでいる森本健一さんの大作が完成したら是非見てみたいですね〜
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