
タラルセン由紀(ゆき)さんは、ノルウェーの田舎町で難病のALSを患う夫のアーレさんをサポートしながらまだ小さい2人の娘を育ています。そんなタラルセン由紀(ゆき)さん家族が、テレビ東京系の「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」で特集されるそうです。そこで今回は、タラルセン由紀(ゆき)さんの家族と病院にいる夫のアーレさんがコミュニケーションツールとして活用している分身ロボットのオリヒメ(OriHime)についてまとめてみました。
タラルセン由紀さんの経歴や出身は?
タラルセン由紀(ゆき)さんは、現在ノルウェーのラーリンゲンという田舎町に家族で暮らしているそうです。
ラーリンゲンは、ノルウェーの首都オスロから車で30分ほどのところにある自然の豊かな場所。
ALSという難病を患っているアーレさんにとってストレスが一番身体によくないということで、自然が多く空気もきれいでアーレさんが学生時代を過ごした実家のあるラーリンゲンに住むことにしたそうです。
タラルセン由紀さんは夫のアーレさんと2人の娘さんと一緒に以前は日本で暮らしていたそうですが、アーレさんがALSを発症したことで、アーレさんにとって少しでもストレスがかからないような場所に住むために、アーレさんの故郷であるノルウェーに移り住んだそうです。
アーレさんが発症したALSは「筋萎縮性側索硬化症」と言って、日本でも指定難病に認定されている病気で、筋肉を動かしたりする司令をだす運動ニューロンという神経が障害によりうまく機能しなくなるそうです。
運動ニューロンが正常に機能しなくなると、のどや呼吸をするための筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気で、手足も徐々に動かなくなっていくそうです。
ALSという病気は、少し前に氷水かぶって、次の人にバトンタッチしていくアイス・バケツ・チャレンジという募金イベントに芸能人が参加して話題になったり、主演の三浦春馬さんがALSを患う主人公を演じた「僕のいた時間」というドラマが放送されたことで日本でも広く知られるようになりました。
そんな、ALSを患う夫のアーレさんを支えるタラルセン由紀さんですが、一体どんな方なのか気になったのでプロフィールや経歴を調べてみたのですが、一般の方ということもあり、年齢が44歳ということ以外はあまり詳しい情報がありませんでした。
2月6日に放送される「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」でタラルセン由紀さんとご家族が特集されるそうなので、番組ではタラルセン由紀さんの経歴なども紹介されるかもしれません。
分身ロボットのオリヒメがALSの夫と家族を繋ぐ!
アーレさんは、日本でALSを発症したそうです。
ノルウェーに戻った最初の頃は自分でなんでもできる状態だったそうですが、徐々にALSの症状が進行していき、現在は脚の一部や顔の筋肉しか動かす事が出来ないそうです。
呼吸も自力ですることが難しくなってきたため、人工呼吸器をつけているため、自宅に住むことが難しく病院で生活しています。
そんなアーレさんと、家族が自宅にいてもコミュニケーションが取れるようにと知り合いの日本人の方の協力で、オリヒメ(OriHime)というコミュニケーションロボットを使い始めたそうです。
オリヒメ(OriHime)にはカメラやマイク、スピーカーなどが搭載されていて、離れたところにいる人とコミュニケーションが取れるようにと開発された分身ロボットなんだそうです。
離れたところにロボットをインターネットを介して操作ができるため、
- 病院や介護施設と家族のコミュニケーションを手伝ったり
- 学校に行けない子供が自宅や病院にいながら学校の授業を受けたり
- 病気や怪我で自宅や病院にいる人が会社の人たちとコミュニケーションを取る
といった目的で使われているそうです。
オリヒメを通して会話するための文字盤があり、ALSを患って呼吸器をつけている人でも、視線入力ができ、入力した文章をロボットが読み上げることで、喋ることができない人でも会話ができるように設計されています。
このオリヒメ(OriHime)が視線入力された文字を読み上げる様子
このオリヒメ(OriHime)を使うことで、タラルセン由紀(ゆき)さんと2人の娘さんは自宅にいながらアーレさんと会話をしたりコミュニケーションを取ることができるようになったそうです。
まとめ
難病のALSを患っている夫のアーレさんを支えながら2人の娘さんを育ているタラルセン由紀(ゆき)さん。
2人の娘さんがまだ10歳と6歳ということもあり、いろいろと大変なこともあると思いますが、常に明るく前向きに生きているそうです。
こういう方を見ていると、普段ちょっとしたことで愚痴ったりネガティブになってしまう自分が恥ずかしくなってきます。
ALSは、いまだに原因が特定されていないこともあり、有効な治療法が見つかっていないそうです。
日本にも多くのALSを患っている患者さんがいるということなので、一日でも早く治療法が見つかり、ALSの患者さんとそのご家族が笑顔で暮らせる日が来ることを願っています。
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See ya!
はじめまして。私も15年前ですが国際結婚で8年間ヨーロッパで子育てしながら暮らしていました。先程、ゆきさんのテレビを見て、異国の地でご主人にも頼れず経済的な事もあり一生懸命な彼女のお身体、自分の事は後回しで頑張っていました。どうかお気をつけ下さい、とお伝えくだされば幸いです!
ストロベリー さま
応援ありがとうございます。
由紀さんへお伝えします。
当番組を見て、元同僚のアーレさんとその家族が難病のALSと闘ってることを知りました。
少しでも力添えになればと募金活動を始めました。
アーレさん、由紀さんの願いが叶うために!
20年前、友人がALSで亡くなりました。当時、私は何もすることができませんでした。何が正解かわかりませんが、何かします。